あたり 二〇二五年一回目
あたり 二〇二五年二回目
はずれ 二〇二五年三回目
あたり 二〇二五年四回目
はずれ 二〇二五年五回目
あたり 二〇二五年六回目
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去年、三十数年ぶりにかき氷をいただいたところ、一勝一敗だった。何が勝ち負けなのかというと、おいしいときとおいしくないときがある。去年は二回とも氷宇治金時だったが、五月と七月のうち、七月に食べた氷宇治金時が残念ながらおいしくなかった。食べている最中に狐につままれたようになり、いやいや、おいしくないわけがないだろう、今年になって急にかき氷を食べるようになって、慣れていないから、体調のせいかも知れないと、その場では思い過ごしということにした。今にして思えば、氷が溶けかかっていたし、バランスがおかしかった。
今年の六月になって、氷クリーム宇治金時を二回いただいたところ、二回ともとてもおいしかったので、去年の勝敗をすっかり忘れていた。だから三回目に月替わりメニューのブルーベリーを食べたところ、ブルーベリーソースの量が少なくて、ぱっとしない味だったが、定番メニューを選ばなかったせいだろうと考えた。四回目に定番メニューの氷あんずを選んだところ、同じ果物メニューとは思えないほどおいしかったので、やはり月替わりメニューは通好みで、素人にはまだまだ分からないのだろうと思った。そして五回目に再び氷あんずを食べたら、これが三回目のブルーベリーと同じようにソースの量が少なくて、ぱっとしない味で、まずくはないが、おいしいとまでは言えず、まあ、はずれだった。そして、去年のことを思い出し、氷には勝ち負けがあることを認めるに至った。どちらもお店は自信をもって提供しているものを個人の好みで分けているだけの勝手な話なのでどうか許してほしいが、厨房のシフトに左右されるとなると戦々恐々である。とりあえず六回目は五回目と同じ曜日だったので、店舗を変えた。でも一回目と同じ曜日でもあるんだよな。
個人的に、トッピングのソフトクリームの固さにこだわりはないので、ソフトクリームがあたりはずれには影響していないことを予め断ったうえで、写真を見て思うのだが、ソフトクリームにちりめん本みたいなひだが付いているときは、ソースが少なかったような。